ほうれん草に掛けて、報告・連絡・相談をホウレンソウと言ったのは1982年に山種証券の山崎社長。当時は本もベストセラーになった。

これはほうれん草に掛けたのでこの順番になっているが、実際は逆だ。相談して、連絡して、結果を報告する。日本の企業文化では、この最初の相談がとても重要なことを理解すると上司との関係は良くなる。

その理由は三つある。
一つは、課題に対して上司がどのように考えているかあらかじめ把握できる。
二つ目、さりげなく上司を立てたコミュニケーションができる。
三つ目は、上司はあなたが何をやろうとしているかが把握できる。

私は社長として部下を見ているが、部下の数が五人くらいになると、一人一人が今何をどのような気持ちでやっているかなかなかわからなくなってくる。

極端に言えば、目標に向けた仕事をしているのかどうかわからない。不安を覚えるのだ。

その不安がやがて現実となると、上司は部下に対しての印象を悪くする。

これが、出世出来ない人の特徴の一つ。

ホウレンソウではなく、ソウレンホウを意識することが大事だ。

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