大正生まれで、合気道開祖の植芝盛平に師事し、不世出の達人と呼ばれた合気道九段の塩田剛三という人がいる。
わずか身長154センチと小柄ながら圧倒的な強さで、まるでマジックのように何人もの大男を投げ倒す。
幸い今でもたくさんの映像が残っているので、ぜひ検索して見て欲しい。その技に驚くばかりである。
その塩田剛三に「合気道で一番強い技は何か?」とたずねたところ彼はこう答えたと言う。
「殺しに来た相手と友達になることだ」
戦わずして勝つ。
いや、勝った負けたではなく、友達になると言う発想に塩田剛三の底知れぬ経験から来る人間力を感じる。
敵を作ることは愚かであり、強い力を持ちながらも融和を大事にする。
今の時代にも大いに活きる考え方だ。
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わずか身長154センチと小柄ながら圧倒的な強さで、まるでマジックのように何人もの大男を投げ倒す。
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「殺しに来た相手と友達になることだ」
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