今のところ推測でしかない佐野氏の真偽ではなく、佐野氏は今後どうキャリアを積んだらよいかを私なりに考えてみたいと思います。キャリアアップのアドバイス、それが私の仕事です。

結論からお話ししますと、もし佐野氏が私に相談にきたら、私は改めて募集される五輪エンブレムのデザインに応募し発表することを勧めます。《受理されないかもしれませんが、発表はできます》採用、不採用は関係なく、素晴らしいデザインが提案できることを証明すること。これが次のキャリアに極めて重要だとアドバイスします。

ここまで一気に知名度が上がった佐野氏は、真偽に関わらず、クライアントや国民を相手にどう存在を立て直すかです。《もちろん盗作だと自分で認めたら話は変わりますが》

今のままでは佐野氏が過去からデザインを自分ではしたことがないような詐欺師のような印象があります。本当に素晴らしいデザインが何度でもできることを証明することが重要だとアドバイスします。

その上で原点に立ち返り、スタッフ任せにせずに自らがいろいろなデザインコンペに参加することを続けることです。

当たり前のことですが、デザイナーはこれに尽きます。

真剣さと実力を証明し、少しづつ汚名を返上することが佐野氏に必要です。

今は逆境の知名度でも、これだけの注目を集めるのは並大抵ではできません。心痛は理解しますが、今後のことを考えるとこの知名度を逆手に取るぐらいを考えて行動することをアドバイスします。

写真は母の作品です。

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