ディーゼルエンジンの排気ガスの規制値を不正ソフトで巧みに検査をごまかしていた問題は日増しにネットの書き込みが増えている。

フォルクスワーゲンはここ10年ほどで急激に成長してGMやトヨタを抜いて世界一の自動車メーカーになった。その手元資金は12兆円ほどあると言われている。

しかし、既にネットではフォルクスワーゲンの倒産まで話題になっている。

アメリカへの賠償額が2兆円と言われているが、アメリカ以外も当然ありえるし、すでに集団訴訟が頻発しているとのことで、損害賠償額が予想できない。

1100万台のエンジンをコントロールするプログラムを交換する費用は恐らく1兆円もかからないだろうがそれだけでは済まない。なぜなら、プログラムの交換はエンジンパワーが落ちるからだ。所有者からすれば、クリーンな排ガスと言われてしかもパワーもあると満足し、愛着を持っていた車が実は排気ガスを撒き散らしていて、今後はパワーが落ちて購入時のスペックがでないとしたらプログラム交換だけで済むだろうか。エンジンそのもの交換が必要なら費用は莫大になる。

そんな愛車に愛想を尽かして他車に乗り換えようとしても、中古車価格は暴落して売るに売れない。

例えばフォルクスワーゲンのガソリン車に乗り換える優遇サポートを取った場合、下取り金額の補填に新車の値引きも必要になる。

1100万台と言うことは、一台10万円の値引きや賠償で一兆円。50万円なら5兆かかる。

さらに関連メーカーなども損害賠償を求めてくる可能性もある。欠陥と詐欺では同じグループでも対応が違ってくるだろう。みんなで我慢しようとは言えないと思う。

そして最も怖いのが、ユーザーが離れて行くことだ。25兆円ほどの売り上げのフォルクスワーゲンが3割売り上げが減ると7兆円が無くなり、その半分は固定費とすると4兆円は影響が出る。

どうだろうか、なんだかんだでフォルクスワーゲンの資金12兆は無くなりそうだ。

これに見えない信用の毀損、ブランドのイメージダウンを入れるととんでもない額になる。

そもそもフォルクスワーゲンはトヨタのハイブリッドへの脅威からディーゼルエンジンをごまかしたと言われている。

来年、トヨタに資本とハイブリッドの技術を求めてくる。そんなこともあり得るかもしれない。

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