⚫️財部誠一氏講演
「今こそ疑問を投げかける力を!」

先日、イワキ株式会社のセミナーで経済ジャーナリストの財部誠一氏の講演を聞きました。最近テレビでお見かけしないと思ったら、なんと脳梗塞で一時半身不随になりかけていたとのことでした。一人で歩けるまで回復し、今日の講演は仕事復帰だとのことでした。
以下、その時のメモを公開します。

写真は懇親会のイワキ株式会社、岩城修社長の挨拶。
座っている方が財部誠一氏
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真実は一つではない
真実は多様なんだ
真実は自分から疑問を投げかけて点や線から答えを見つけるということ
疑問を投げかけるのは、不変や不満を言うのではない
組織で疑問を投げかけられる風土が作れるのは、イノベーションを起こせるかどうかになる
他人の話を受け入れずに、自分で真実にたどり着くしかない

私は2年前脳梗塞を発症した
医者は役に立たない
患者の身になれない
リハビリできる人はIQが高い
リハビリが成功する人は2タイプ
一つは長嶋茂雄 オシム 天才的アスリートは身体を使って回復する
もう一つは医者の言うことを聞かずに自分で勉強して取り組む人
回復体験談は皆、独自に考えてリハビリした人
麻痺で一週間寝てると筋肉が無くなる
末梢神経を動かすことで脳を教育する
麻痺した脚に装具は使わない方がいい
なぜなら、益々使わなくなる 回復しない
医者の話には真実がなかった
私は自分で勉強してこうして回復した

今関心があることは二つ
中国経済
フィンテック

日本が直面している問題は中国
原油安、資源安、
リーマンショック以降世界経済を支えたのは中国と新興国バブル
本来共産主義にバブル崩壊はない
中国通で私の情報源のイヌイさんは今度こそは中国バブル崩壊と見ている
理由は資産の海外流出
これから中国の影響で大変な時代となる

三越伊勢丹のナンバー21
大西社長 百貨店のビジネスモデル、不動産業は終わっていると考えた
百貨店は自分達が欲しいものを作り提供する必要があると訴えていた


浅草の小さな靴屋ビーワンが自分で作りたい靴を作り、問屋が買ってくれないので自ら売り歩いた
たまたま伊勢丹のバイヤーが見つけ出来栄えに驚き靴作りを頼んだ
1社では供給量が足りない。近隣の靴屋が30社が集まって、匠の連合を作った
常識を変えて委託販売ではなく、返品無しの買取にし、年間契約した
当初年間25000足 2015年6万足 今では三越伊勢丹靴売上の2割
フェラガモなどの靴を売るより利益がでる
一番喜んだのは、売り場の女の子だった
今まで客のニーズはわかっているが、答えられなかった
今は客の好みのものを作ってもらえる

変革は組織を変えなければ出来ない
社内になければ、社外からイノベーションが起こす
天才ではなく、イノベーションを作れる組織を作ること
真実を求めて疑問を投げかける 組織に疑問投げかける
それができる組織がイノベーションを起こす



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