2000年にリコール隠しが発覚し、三菱自動車のディーラーからお客様が消えたことを覚えているでしょうか?

さらにその後の2004年にもリコール隠しがまた発覚し、三菱自動車への信頼は地に堕ち経営の危機を招きました。恐らく多くの方は忘れてないと思います。

この時、何も責任がない販売店では何が起きていたかご存知でしょうか?

客足は途絶え、たまに来るユーザーからはお叱りに激励。業績不振で退職者は続出。残された社員でなんとか三菱の信頼を少しでも上げようと販売店では、来場者にコーヒーにケーキまで振る舞いました。

その後も新型車種が出るどころか、人気車種の生産中止などでまだまだ苦しい中で決定的な不正が発覚しました。

軽自動車以外にも不正の可能性があり、今度こそ間違いなく経営は行き詰まります。

そもそも欲しい車が見当たらない自動車メーカーが生きて行けるはずはありません。

この原因は、経営体質にあります。三菱自動車の経営陣は現社長こそ三菱自動車の生え抜きですが、実態は三菱御三家と呼ばれる、三菱銀行、三菱商事、三菱重工業などの影響が大きいといいます。車の魅力を重視せず経営数字のみ追い求めた本末転倒の経営が招いた結果だと三菱自動車社員は考えているはずです。

日本の製造業の代表である自動車関連でエアバッグのタカタに続く不祥事で信頼を大きく損ないました。

この責任は重大です。

免震ゴムや杭打ちデータ改ざん、東芝の不正経理など歴史ある大企業がとんでもない状態になっています。

現場軽視の経営者に私はかねてから怒りを覚えています。エリートが招いた大問題の責任を厳しく追及する必要があります。

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