人生を生きていると、過去の記憶の中にいくつか自分ではどうにもならないと思うことで、気分の浮き沈みがあったことを思い出します。

50代も後半を過ぎてから特にそれが繰り返されることを感じるようになりました。


その一つは、以前にも書いた「振り子理論」です。

調子に乗ってどんどん進んで行くと、ある時急に元に戻って行き、今度は同じくらい強くマイナスの方に振れてしまうのです。

今までの努力は水の泡。復活にはまた大変な努力と時間がかかります。

これがあるとほんとうに落ち込みます。

有頂天になっていたのが悪いのか?

それとも無関係に起こる偶然の一致なのか?

注意していても起きてしまう困難に、何か我が身の運を感じることがあります。


しかし、これだけは言えます。

乗り越えるしかない、と言うこと。

そして、結果としては辛いこともいい経験になっていると言うことです。


もう一つ、人生で繰り返す感覚は、前向きになれないことが度々あることです。

かろうじて日々の生活や仕事はしていても、身が入りません。

気分が乗らないので、何をやっても楽しくなく、遊んでいても、どこか無駄な遊びの時間に感じて後悔してしまったり。

いつも明るく元気な人には、こんな気分はないのでしょうか?


さて、こんな前向きになれない時期はどう過ごすのがいいのか?

仕事をしている身では、長旅に出る訳にも行かない。

せいぜい、近場の千葉や伊豆への一泊二日の旅ぐらいです。

旅に行ったからといって劇的に気分が改善する訳ではありません。

しかし、多くを期待せずに吸っている空気を変える感覚で行くと気持ちも楽になります。

私の場合、この前向きになれなくなるのは、しばらく掛けて進めてきた仕事が一段落ついた時に起こるようです。

燃え尽きた感じともの足りない感じが混ざったような気持ちです。

そんな時期をしばらく過ごすと、またある時に俄然やる気が出てアイデアが出てくるのです。

人生はこんな風にバイオリズムと振り子によって翻弄されているのかもしれません。

くよくよせずに自然に身を任せましょう!


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アクティベイト株式会社
代表取締役社長 海老一宏

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