人は歳を取ると涙もろくなります。

今、春の別れと出会いの季節です。
お世話になった方、共に苦労をした方との過ぎ去りし日々を思い出すと、思わず涙が出てきます。


人は何故歳とともに涙もろくなるのでしょうか?

それは、「今まで見えなかったことが見えてくるから」ではないでしょうか?

普通に過ごしていた日常も、その方の見えない支えや配慮などがあったのかもしれません。

そして、そのような経験をもとに私達もまた他人に対して行っていくのです。

感謝の言葉をかけられずに別れた方の代わりに、別な方に今度は自分が気持ちを込めて接していく。

人生はそのように紡いでいくものです。


何かを成し遂げたいと努力していると、その世界で経験が自分より上にいる人と出会うはずです。

その方は、あなたが見えないことが見えています。

その方は、あなたがそこに気がつくかどうかを必ず感じます。

感じなければ、手助けはしないかもしれません。

見えないものはノウハウではなく、心の動きです。


感謝する気持ちがあるかどうかです。

上にいる人は、感謝を期待しているのではありませんが、感謝の気持ちのない人には心を開かないでしょう。

人は想いの数%も言葉や文章にはしません。

その想いを言われなくても、書かれなくても感じるようになることが大事です。

涙もろくなることは、それを少し分かったということかもしれません。