私達の幸せ感は、私が思うに、3つの要素からできています。

一つは、世の中の変化などから感じる漠然としたものです。

これが情報がもたらす不安であり、不幸な環境にいると感じてしまいがちです。

世の中が不安定であったり、変化のスピードが速かったりすることを私達はどうして感じるのでしょうか?

それは、テレビやインターネットや新聞などから刺激のある情報を得ているからです。

「刺激のある」と敢えて書いたのは、ニュースとは、話題性が必要であるからです。

『今日も特に大きな問題はありません。皆さん日常をそのままお過ごし下さい』ではニュースになりません。

ですからニュースは事実だとしても大袈裟なのかもしれませんし、自分には何も関係ないものがほとんどです。

ポツンと一軒家に住み、外部の情報を遮断していたとしたら、この20年、日本は特に世の中に大きな変化があったとは感じなかかったと思います。  

皆さんはポツンと一軒家に住んでいないと思いますし、積極的に情報を取っているでしょう。

その情報は、高度成長期を過ぎ、バブルが崩壊したあたりからあまりいいものではなくなっています。
その多くは批評家、評論家の不安を煽る悲観的なものです。

人口は減る。低成長。日本の労働生産性は悪い。気候変動が大変。プラゴミが血液の中にまで。そしてコロナにウクライナ戦争。明るい未来の情報はほとんどありません。

どれも自分一人で簡単に片付く問題ではありませんし、気をつけようも無いことの方が多いのです。


ウクライナの状況は本当に悲惨で心が痛みますが、過去のベトナム戦争やアフガン戦争、イランイラク戦争なども同じような状況でした。

今回特に私達まで不安になるのは、リアルタイムな情報があるからです。

私達は不幸を感じる必要はなく、自分にできることをすればいいのです。

私も自分の中では過去最高額の寄付をウクライナ大使館に送りました。


杞憂とは、古代の中国の杞の国の人が、天が落ちてこないかと心配したことです。

実際には起こりもしない、ありもしないことを感じ過ぎて自分を不幸にすることは辞めましょう。

ここでは、多くを説明しませんが、間違いなく、今日本に住んでいるということは、過去の歴史上、最高の幸せな状態です。   


さて、私が思う幸せ感を決める要素の二つ目は、現在の自分と他人や自分の過去との比較です。

さらに、三つ目は、未来の自分の想像です。


また、時間がある時に書きます。