会社、特に上場企業の社長は社内問題だけではなく、業界団体の仕事や株主への対応などで毎日忙殺され、早く引退したいと思う方も少なくないと思います。

お金もあり、社長の肩書きも手に入れたら、あとは自分のプライベートの時間を楽しみたいという方もいるでしょう。

昔から、男が仕事で成功して金に困らないようになると最後には名誉欲が残ると言われています。

残念ながら、私はその境地に達することはないと思いますが、かのプーチンはどうなのでしょうか?

報道によるとロシア国民の苦しい暮らし向きを省りみずに、なんと25兆円も溜め込んでいるとのことで、イローンマスク氏についで世界第二位のお金持ちだとか。

歴史ある大国のロシアは今やその威厳も地に堕ちましたが、いずれにしても、世界有数の国の国家元首として20年以上も君臨し続けて、もはや欲しいものなど無いように思います。


プーチンはいったい何を考えているのか?

専門家がその答えを推察して話していますが、私はどの専門家の答えもしっくりきません。

私が考えているプーチンの望み(幸せ)は、ずはり、自分と家族の心身の安全とロシアの歴史に残る最高に尊敬される偉業を果たし、名を残すことだと思います。


プーチンはまさか、ウクライナへの侵攻でこのような苦戦をしいられ、下手をすると暗殺の危機まで考えて、側近や情報機関を粛正するようになるとは思ってなかったと思います。

そんな事態は実はプーチンが一番嫌で望まない事態なのです。

プーチンは自ら望む幸せに近づくために、かえってそこから遠ざかりました。

いや、むしろ、最悪の大統領として歴史に名を刻んでしまいました。

人生は、難しいですね。