2022年9月9日金曜日、夕方16時より加山雄三の永い歌手活動を締めくくる最後のコンサートが行われました。

 私は彼よりだいぶ若いファンの多くの方がそうであるように、小学生の頃に東宝のゴジラシリーズとの二本立て映画で、確か「アルプスの若大将」を観てすっかりお目当てのゴジラより大人の若大将の魅力にはまって、さらに極め付けは小学6年生のある日、加山雄三と会って会話している自分の夢を観てファンになってしまいました。

 その後会社を創業して一年くらい経った頃、縁があって銀座コリドー街にある加山雄三の弟分であるワイルドワンズのリーダー加瀬邦彦の経営するライブハウスで2回も彼を間近で、しかもその内一度はなんと目の前1メートルの距離で観た時は、ほんとに信じられない気持ちで、これほどの芸能人への憧れは他に女性も含めてまったくないのであれは私に取っての最高の時間だったことを想い出します。まさに私には唯一無二のファンです。

その加山雄三も軽い脳梗塞を患い、それでなくても85歳と高齢のため、こんな大掛かりなコンサートでまた会えるとは思いませんでした。

最初私は今回の加山雄三は病気と年齢を考えて、さらにたくさんの熱烈芸能人ファン、例えばさだまさしや桑田佳祐などもいることからスペシャルゲストを呼び、ある程度時間を使うのではないか?、また映像を流して休みを取ったりするかもしれないと考えていました。

ところが驚くべきことにその予測は外れるどころか、まさか!えっ?ここまでやる?!と言うほどのまさに加山雄三一色で出ずっぱり、歌いっぱなしの2時間半だったのです。

加山雄三は最初座って現れました。「ああ、やっぱり、体力的に辛いんだな」。しかも歌の合間に喋ると少し呂律が回らない。きっと誰もがこのステージが無事終わるのか?と心配したに違いありません。しかし歌声は発声も心配なく、力もあって、流石歌手魂、歌になると違うんだ!と感じました。

 前半にかなりの歌を歌ったので、後半はきっと誰かゲストが出てくる、誰が出るのか?
 ところが彼は自分がすべき一番のファンサービスとは何かを心得ていたのです。ヒット曲を歌い続ける時間が経ち、やがて限界まで歌う彼のプロ根性が観客の心を掴み、こんなマイナーの曲まで!という驚きが会場を包んでいました。ラスト、三回のアンコールの後(その二曲目はあの名曲、君といつまでも!)エンドロールにはたくさんのこれまでの家族や関係者などの写真と名前を出して締めくくりました。その映画のようなエンドロールも素晴らしかった!

そしてこれで終わり!


と思ったら、なんとまた幕が開き、加山雄三一人で現れ、手を振り、ファンとの別れを偲んでいました。

彼は、皆への感謝の言葉と、幸せであること、幸せを感じる大事さ、海が自分を作ってくれたことを何度も話ていました。

観客の眼に、そして私の眼に涙が。
まさかこんなに感動するコンサートを観れるとは思いませんでした。

最初に想像したコンサートの進行はいい方向に裏切られましたが、大好きな加山雄三への自分の想いの至らなさに大いに反省もし、また、自分も感謝、幸せ、そしてみんなの期待を遥かに裏切る活躍をしないと!そうでなくてはいけない!との思いを強くしました。

彼は観客に最後にそれをプレゼントしたのかもしれません。




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アクティベイト株式会社
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