最近、あの石原慎太郎の最後の著作『「私」と言う男の生涯』を読んでいる。

一人の男の人生を読み進めるに、私とはまるで違う一流と言える人生であることを改めて思う。羨ましいとはなぜか思わないが、ある時代にある領域で確かに目立っていたし、その尖った活躍は私の知らなかった分野で複数あったことも驚く。そして、自分には逆立ちしてもとても出来ないことを89年と言う生涯をかけてやったことには敬服する。

彼はご存知のように眼をパチパチ、シバシバするチック症である。あれほど豪胆で強烈な個性を隠さない人ではあるが、その眼を見るとある種の繊細さというかデリケートな性格も合わせ持っているようだ。たしかに自分自身でもせっかちな性格だと書いてあった。

私はなぜ、あの本を読みたいと思ったか?

実は自分でも良くわからない。

最初は人生の成功者の自慢話の本など読みたくないと思っていた。
死して出版することが私にはなぜかキザに思えたし、あらゆることに無責任に人生の自分と他人の恥部まで本の出版と言う型で晒すことに抵抗感を覚えた。しかし、多くの人が持つかもしれない感性など石原慎太郎はとうにお見通しで書いているはずである。

あれほどの人がなぜこの出版をやり遂げたか。その内容もその理由も、そしておそらくテーマでもある迫り来る死についてどう整理しているのか?それが知りたくなって買い求めたように思う。 

彼の普通の人間の人生と明らかに違う、何倍、何十倍もの経験がなぜ成し遂げられたか。これから人生を歩む多くの人にも参考になる。

彼は間違いなく、優秀な頭脳と素晴らしい感受性、健康な肉体を持っていたが、そのポテンシャルだけを見ればそれは他の多くの人にもあるかもしれない。

では何が違うか?

それは彼の行動力ではないかと思う。

深く計画立てではなく、直感的な行動力が彼にはある。

その直感的なセンスが周りの意表を突き、好き嫌いを通り越して興味を持たせたのではないかと感じる。

そしてその行動力の原点にあるのが、子供のころからつかず離れず関係した弟の石原裕次郎の存在だったようだ。

常識に縛られない奔放さの石原裕次郎の行動に、生真面目でせっかちな気質の石原慎太郎は何度か驚かされている。

私が知る「太陽にほえろ!」などの石原裕次郎の後半生は、大病のせいか、行動力はあまり感じられなかったが、それ以前には日本の映画界を揺さぶるような活躍を見せていたようだ。

石原慎太郎の本から、逆に弟裕次郎がもし長生きしていたら、と思わせてくれた本である。


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